ラスベガスで番目の大きさを誇るこの『EXCALIBUR』は90年代に入って続々と登場してきた「新興勢力」の草分け的存在のホテルだ。今でこそそれほど目立たない存在になりつつあるが、完成当時はその巨大さ、美しさ (外見だけだが...)、活気、人気、どれをとってもラスベガス随一で、多くのガイドブックなどが 「ラスベガスの顔」 としてこのホテルの写真を採用した。

場所的にも 「新フォーコーナー」 と呼ばれる交差点の一画に位置しており、向かい側の『
MGM GRAND』や『TROPICANA』、そして『NEW YORK NEW YORK』へはエスカレーター付き歩道橋を渡るだけで簡単に行くことができ絶好の立地条件となっている。また、ラスベガスの名物 「ピラミッド」(『LUXOR』) や『MANDALAY BAY』へは無料モノレールでアクセスできるようにもなっている。ちなみにその『LUXOR』と『MANDALAY BAY』とこの『EXCALIBUR』は同じ 「MANDALAY RESORT」社(元「CIRCUS CIRCUS ENTERPRISE」社)の系列だ。

LUXOR』の名前が出たついでにいうならば、『EXCALIBUR』は『LUXOR』とちがいフロアのレイアウトが東西南北ハッキリしており大変わかりやすい。また垂直のレイアウトも、1階がカジノ、2階がレストラン街および広場、地下がナイトショーの劇場およびゲームセンターとなっており単純明快だ。『LUXOR』の悪名高き迷路のようなわけのわからない設計と比べると雲泥の差である。フロアプランだけを見る限り『LUXOR』と『EXCALIBUR』が同系列のホテルだとはとても思えない。

EXCALIBUR』の欠点といえるかどうかわからないが、唯一よく耳にする不評は、「子供っぽい」、「にぎやかすぎる」、「落ち着かない」、「安っぽい」 などである。これらの意見は事実であるかもしれないが、経営コンセプトがそのようになっているので、それはそれで仕方のないことだろう。むしろ家族連れの客はそれを欠点とは考えていないわけで、そのような『EXCALIBUR』の雰囲気が嫌いな者はとなりの同系列の『LUXOR』に行けばよいし、経営側ももちろんそう考えた上での設計のはずである。

周囲に大きく広がっている駐車場からはどの方向からでもこのホテル内に入ることができるようになっているが、正面玄関(新フォーコーナーの交差点側)の通路脇の池では、夕方から深夜にかけて 1時間おきに結構迫力のあるアトラクションをやっている。大きな恐竜が出てきて口から火を噴くだけという単純なものだが、無料なのでぜひ見ておきたい。

EXCALIBUR』のインテリアの「安っぽさ」と「老朽化」は誰でも認めざるを得ないトコロだろう。エクステリア(外観)は安っぽさの中にも美しさを感じるが、インテリアは本当に安っぽい。特に最近は老朽化が激しい…。90年代に入ってから完成したという意味では新しいホテルと言えなくもないが、入れ替わりと競争が激しいラスベガスにおいてはもはやこのホテルも 「古豪」 の部類に入ってしまうのか、とにかくイメージ的にも物理的にも 「老朽化」 が目立ってきている。
"EXCALUBUR Las Vegas Resort Hotel and Casino" Official Site
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