『OVERLANDERS INC.』の1人息子、TOMOの大好きな映画「007シリーズ」第7作『007／ダイヤモンドは永遠に』に、『TOROPICANA』同様登場し、ストーリー上重要な役割を果たす舞台となった事で、１度も泊まった事がないにも関わらず、「無条件」でTOMOの「お気に入り」となった『CIRCUS CIRCUS』では、その名の通り毎日昼ごろから深夜まで約30分おきに延々とサーカスをやっている（実際にここで『007／ダイヤモンドは永遠に』の撮影が行われた。映画には天井に設置されたレールにそって、逆さになった美女達がクルクルと回転しながら移動するショーが登場する。現在では存在しないっぽい…。惜しいなぁ〜…。 by TOMO）。入場料は無料。もちろん宿泊客でなくてもかまわない。誰が行ってもタダ!内容的にはごく普通の空中ブランコなどで、特筆すべきものではないが （それでもたまにすごいマジックや曲芸をやることがある。また最近は犬やネコを使ったサーカスも人気だ）、タダだと思えば十分楽しめる。

さて『CIRCUS CIRCUS』にはこの 「古い名所」 とは別に、新名所『ADVENTURE DOME THEME PARK』（旧名：『GRAND SLAM CANYON』） がある。特に子供連れ家族は必見だろう。なんといっても「世界最大の室内アドベンチャーランド」という宣伝文句が付いているほど規模が半端ではない。

話が前後してしまうが、前述の無料サーカス会場の周囲はゲームセンターになっている。ゲームセンターといってもコインを投入して画面や機械を相手に遊ぶような一般のテレビゲームのたぐいではない。日本の縁日で見られるような 「輪投げゲーム」 的な人間味あふれるアトラクションゲームだ（この種のゲームのことをラスベガスでは「ライブカーニバルゲーム」などと呼んでいる）。ゲームに勝てばぬいぐるみなどをもらうことができるので子供たちにとってはまさに天国だろう。

その他の特筆すべき施設としては、日本からの観光客にとっては無縁だが、この『CIRCUS CIRCUS』には水や電力の補給施設がしっかり整っているリクレーショナルビークル専用のパーキング施設が400台分以上も完備している。このRVパーキング施設ばかりは他のメジャーなホテルに一切存在しないので （『CALIFORNIA HOTEL』と『SILVERTON HOTEL』にあるくらい）、キャンピングカーなどでラスベガスに入る者にとって『CIRCUS CIRCUS』は貴重な存在である。